今を生きる

昨日図書館で借りた絵本、

「生きる」　谷川俊太郎さんの詩。

本当に何気ない日常の日々の情景が、

時の流れさえも

なんの気負いもなくさりげなく描かれている岡本よしひろさんの絵の世界に、

ぐんぐん引き込まれる。

さもない日常、

ある一定の期間は繰り返される日常。

でもそれは

期間限定であって、永遠に続くものではないということ。

だからこそ

「今」が、かけがえのないものだということ。

今を生きる・・

そんなことを感じながら

淡々と描かれるページをめくるたびに、

しみじみと涙が溢れてきた昨夜の絵本タイム。

私がそんな時間を過ごしている同じ頃に、

ある人は天に向かっていたのですね。

次の日の朝のマスコミ、ネットニュースは、

がん闘病をしていたある有名人の死を一斉に報道していました。

生きる・・

死・・

今この瞬間・・

魂は時空を超える・・

そんなことを感じた6月23日は

・・新月の前日。

"あなたの手のぬくみ

いのちということ"

谷川俊太郎　「生きる」より