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都会で育つ植物から学ぶこと

うちのベランンダで

ローズゼラニウムの花が咲いたよ。

もう

何年一緒に過ごしていることでしょう。

転勤生活の流れの中で、

時に、地植えで何年も。樹勢が衰えてきたら挿し木をして更新し。

時にプランターで。

勢いは旺盛で、茎は幹の勢いで太くなり持て余し気味になることも多々あり。

そんな骨太なローズゼラも、一年前の引っ越しで、

日当たりが悪い上に、超がつくほどの空気の汚れた土地で育つことを余儀なくされました。

共にやってきた仲間のハーブたちも、環境に馴染めずに次々と姿を消していきました。

もう10年は共に過ごした屈強なローズマリーも消えていきました。

そんな環境で生き延びてきたロズゼラの姿は、

なんとも脆弱で、同じ植物とは思えないほどの衰退ぶりでしたが、

季節が巡り、やはり同じピンク色のお花を咲かせているのでした。

今の地の雑草も街路樹も、ヒョロヒョロと上へ上へと伸びているのが印象的です。

植物は、

種を残すため必要なものを取り込みますが、

地に必要なものが脆弱なのでしょうか、上へ上へ光を求めていくしかないのでしょうか・・

独特の天と地のバランスだなぁ〜と感じます。

都会で育つ植物たちの佇まいからは「健気」いう言葉が浮かんできます。

・・与えられた環境で、

その時々に最良の方法で生き延びる知恵とたくましさ。

何となく風貌が変わっても、その本質に変わりはないんだということ。・・

うちのローズゼラニウムからの教えは、とっても深かった。。


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